1. 先進的な高性能有機デバイス及びマトリクスアレイの開発
  2. 高性能有機半導体トランジスタのキャリア伝導機構の解明
  3. 有機へテロ接合界面における電子伝導層の形成と新規二次元電子層の創出
  4. 新規有機半導体材料の合成と機能発現

 

4. 新規有機半導体材料の合成と機能発現

chem

軽量,安価,フレキシブルの特徴を持つ有機化合物はさまざまな分野で注目されています.その中で,ベンゼン環やチオフェン環を有するパイ電子系化合物は電気を通す半導体的性質を持つため,有機電界効果型トランジスタ(OFETs),有機エレクトロルミネッセンス(OLEDs)や有機太陽電池(OPVs)に代表される有機エレクトロニクスデバイス(有機デバイス)分野において世界中で活発に研究がなされています.

本研究分野では,我々の研究室の最大の特徴である化学・物理・デバイス工学の3つの異分野の融合により創出される真に優れた新規な有機半導体材料の設計および合成を行い,高性能有機デバイスの実現を目指します.

 

新規高性能有機半導体材料の合成

  1. 新反応開発による新規有機半導体群の合成
  2. 低分子系および高分子系新規有機半導体の合成
  3. 分子間相互作用を活かした有機分子集合体構造の創製

【研究キーワード】
有機合成,新反応開発,構造有機化学,計算化学,超分子化学,有機結晶,有機材料化学,高分子合成,高分子物性

安価な高性能デバイスを指向した有機合成化学的アプローチ

  1. 安価な溶液法による高性能デバイス作製法の開発
  2. 自己組織化膜を用いたデバイスの界面構造制御法の開発
  3. 新型デバイス構造を指向した有機化合物群の開発

【研究キーワード】
安価,高性能デバイス,溶液法,自己組織化膜,界面,有機薄膜トランジスタ,有機結晶トランジスタ,有機薄膜太陽電池,三次元デバイス

 

有機合成研究スタッフ