有機半導体の高性能化をもたらす塗布技術の開発に成功

スーパーインクジェットを用いて、高配向単結晶有機薄膜の形成が可能に‐フレキシブルデバイスの高性能化に向けて、大きく前進

プレスリリース:2013年1月29日

独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)の技術移転ベンチャーの株式会社SIJテクノロジと、国立大学法人大阪大学産業科学研究所の竹谷純一教授*および岡本敏宏准教授*は、有機トランジスタの性能を大きく左右し、有機半導体薄膜の結晶性を向上させる、超微細インクジェット(スーパーインクジェット:SIJ)を使った高性能有機半導体薄膜の塗布技術の開発に成功しました。

今後、更なる材料の探索と塗布条件の最適化を図り、大面積の有機半導体アレイなどへ応用していく予定です。

*現所属:東京大学大学院新領域創成科学研究科