合成チーム実験室風景
有機物の反応の中には、水や酸素といった大気成分を嫌うものがあります。そのような反応をおこなう時には、精製された脱水溶媒が不可欠です。
新しい化合物を合成する時は、反応条件がわからないことがあります。そんな時は低温で反応を始めて、徐々に温度を上げていきます。
反応溶液の些細な変化も見逃さないように、集中して観察しています。
合成した化合物は、溶液に溶けているものや、沈殿しているものまで様々です。濃縮やろ別など、化合物に適した方法を判断して化合物を収集します。
新しく合成した化合物のNMRスペクトルを収集することによって、得られた化合物の構造を確認します。
目的の化合物ができていた時は自然と笑みがこぼれます。
デバイス性能は化合物の純度に大きく影響されます。そこで、ガスクロマトグラフィーやHPLCを用いて化合物の純度を決定します。
合成後の昇華や再結晶などを組み合わせた精製も大事なプロセスです。